【CADを使った正六角形の描き方・書き方】六角ボルト・六角穴付きボルト・六角レンチなど製造業で活用!二面幅、対角距離。
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今回はCADを使った正六角形の
描き方・書き方をご紹介します!
ネット検索すると、学校での勉強メインのページが多く、
コンパスやら分度器やら三角定規を使って・・・とかばかり。
そこで、
CADでの正六角形の描き方・書き方
について記事にしました!
思いっきり実務で使いますw
製造業では六角ボルト、六角穴付きボルト、六角レンチなど、正六角形は
意外と多用されているので、活用シーンも多いと思います!
今回は
- 対角距離(外接円の直径)・一辺の長さ編
- 二面幅編
の2パターンの書き方をご紹介。
※私の書き方を紹介していますので、こういう書き方もあるよ!という方は
コメントいただけるとありがたいです。
CADを使った正六角形の書き方・描き方【対角距離(外接円の直径)・一辺の長さ編】
M6の六角ボルト寸法を例に書いていきます。
対角距離(外接円の直径)か一辺の長さがわかっている場合の書き方です。
まずは、対角距離(外接円の直径)と一辺の長さの関係です。下の図を見てください。
図のように、正六角形では
●対角距離 = 外接円の直径 (図では11.5)
●一辺の長さ = 外接円の半径 (図では5.75)
となりますので、
対角距離か一辺の長さがわかれば、正六角形をCADで描くことが出来ます。
【手順①】作図線(寸法補助線など。以下作図線)で縦、横の中心線を書きます。
【手順②】作図線で直径11.5(半径5.75)の円(外接円)を書く。
【手順③】A点を中心に作図線でφ11.5の円を書く。
A点・・・縦の中心線と手順①で書いたφ11.5の円の交点(上側)
【手順④】B点を中心に作図線でφ11.5の円を書く。
B点・・・縦の中心線と手順①で書いたφ11.5の円の交点(下側)
【手順⑤】下図赤丸部分の6点を線で結びます。
これで正六角形の完成です♪
CADを使った正六角形の書き方・描き方【二面幅編】
次に、二面幅がわかっている場合の正六角形の書き方です。
M6六角ボルトの二面幅は10mmなのでこれを例に書いていきます。
【手順①】作図線で縦、横の中心線を書きます。
【手順②】作図線で直径φ10.0(二面幅の値を直径とした円)の円を書きます。
【手順③】1周360°を6等分するため下図紫色の線2本を書きます。(垂直線を+と-側に60°でそれぞれ線を引けばOK)
【手順④】C点を中心に手順③で書いた線を90°回転させた線を書きます。
点C・・・手順③で書いた紫色の線と手順②で書いたφ10.0の円(二面幅の円)の交点
【手順⑤】手順④同様、下図の赤丸部分5点を中心として作図線を90°回転させた円を書きます。
↓こんな感じになります。
【手順⑥】正六角形になるようトリムします。
これで正六角形の完成です♪
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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