町工場の宅配事情2018・・・クロネコ・佐川・西濃運輸の運賃値上げがボディーブローの様に効いてくる！
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町工場経営者signalです。
昨年秋頃から始まった宅配業者の運賃値上げブーム？？
町工場経営にもじわじわ効いてきてます。
今回はそんな宅配業者の運賃値上げに対するグチをひたすら書いて
弊社の宅配便使用状況
弊社では
手荷物のような小さいものは ⇒ クロネコヤマト
パレット積みの大きな品物、160サイズを超えるもの ⇒ 西濃運輸
客先宅配業者指定の場合に時々佐川急便を使っていますが、
3社とも運賃が値上げしてしまった！orz
値上げも困ったものですが、それに付随して各社ともサイズに対して厳格に
なったなーという印象があります。
ここからは頻繁に使用するクロネコヤマトと西濃運輸について
いちユーザーの最近思ったことを書いてみようと思います。
まずはクロネコヤマト。
昨年秋の値上げ前は、運転手さんの裁量でサイズを決定していた印象です。
運転手さんが集荷に来て、荷物の見た目と持って見た重さでサイズを決定する
といった感じだったような。
今現在では、専用メジャーを使いサイズを測定し、ちょっとでも（1cmとか）サイズを
オーバーすると一つ上のサイズ料金になってしまう様になりました。
サイズ決定をきっちりするような社員教育がされたのでしょうか・・・
続いて西濃運輸。
企業間輸送で重量物・大きいものを扱うときにお世話になっている会社も多いの
ではないでしょうか。
弊社では160サイズを超えるものが多く、パレット積みしたものをフォークリフトで
積んで持って行ってもらうことが多々ありますので重宝しています♪
がしかし、、2018年4月より料金値上げです。
値上げも痛いですが、最近、パレット積みの荷物に対して大きすぎるとチャーター便扱い
になることがありました！
今までは路線便で持って行ってくれたものも、サイズが大きいことと、荷物の上に
ほかの荷物を積載出来ないことを理由にチャーター便扱いになってしまったのです。
具体例で言いますと今まで路線便で1万円以内で済んでいた送料がチャーター扱い
になり2万～3万円掛かるようになってしまいました。
案件によっては加工賃より送料の方が高くなってしまうことも・・・
見積り時に送料別途で見積りしていれば交渉の余地はありますが、製品単価に
送料を含んでいたり、送料○○円と記載して見積りしている場合には、
送料が上がったからといってお客様に送料値上げ分を負担してもらうことは
難しいでしょう。
今後どうするか・・・
どこの運送会社も人手不足でドライバーの人材確保が難しく、賃金上昇や
労働環境を改善することによってドライバーを確保しようとするでしょう。
そのコスト捻出のため配送運賃を上げざるを得ません。
現状では当分の間、今後配送運賃が値上げになることはあっても値下げに
なることはないと考えています。
そんな中、町工場はどんな対策を講じるべきか考えてみました。
☑宅配業者の見直し
ヤマト運輸、佐川急便、日本通運、日本郵便、西濃運輸、福山通運、
その他の宅配業者のサービスをよく調査し、配送コストの掛からない
方法を選択する。
☑新規案件の場合、送料は別途（都度請求）とする。
見積り時、送料コストは今後あがる方向なので、送料別途の旨を記載したり、
送料込みや、送料を明記する場合は配送コストが上がってもロスが出ないような
金額を設定しておく。（この場合、送料が高くなるのでライバル企業に負けない
加工単価を提示出来る必要がある。）
☑宅配便で対応する遠隔地との取引の場合、付加価値の高い（他では出来ない）加工品を
受注するようにする。
簡単でどこでも出来る仕事の場合、業者間の仕事の取り合いとなり値段が下がるところまで
下がっているでしょう。それプラス送料が高いとなればお客様の近隣に工場がある会社に
勝てるわけがありません。自社にしか出来ないかライバルが少ない、付加価値の高い仕事は、
多少送料が高くても他で出来る業者がなかったり、他の業者より加工単価が圧倒的に安ければ
受注出来るので、意識しておくとよいでしょう。
☑自社便を効率よく利用する。（自社便導入の検討）
今までは宅配便が安かったのであまり考えたことがありませんが、今後より一層の運賃値上げが
ある場合は考えなければならない手段の一つです。配送ルートを確立することで効率よく
製品を納入することが出来れば、宅配便より安く出来る方法もあるかもしれません。
いかがでしたでしょうか？
最近の宅配業者の運賃値上げのグチっぽくなってしまいましたが、少しでもお役に立てれば
嬉しいです。また、パレット品などの配送におすすめの業者がありましたら教えて下さいw
それではこの辺で。ご覧いただきありがとうございました。
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