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初心者向け!ATCとは?何の略?マシニング加工を始めるなら覚えよう!

 
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町工場経営者signalです。

今回はマシニングセンターに搭載されている機能 ATC について

初心者の方でもわかりやすいように解説しますのでどうぞご覧ください。

 

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ATCとは?

ATCとは

 

Automatic Tool Changer 

 

の略です。頭文字のA T C を取った形ですね。

日本語にすると

 

自動工具交換

 

となります。

自動で工具を交換してくれる機能のことで、

マシニングセンターには基本的に備えられています。

マシニングセンターの解説はこちら

 

どんな時に使用するの?

ATCという機能はマシニングセンターに備えられた、

工具を自動で交換してくれる機能ということをわかり

頂いたところで、次は

どんな時にATCを使うのか?

ですね。

ATCは1つの工程で2本以上の工具を使うとき

必要な機能です。

 

例えば、M6のタップを加工をするとします。

タップ加工の手順は

 

1.センタードリルでセンタリング

↓ ATCセンタードリルから下穴ドリルに交換)

2.下穴ドリルで下穴加工

↓ ATC(下穴ドリルからタップに交換)

3.M6タップでタップ加工

 

このように3つの工具を使用するときには

2回工具を交換しなければ行けません。

この工具交換を自動で行ってくれるのが

ATCです。

 

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動画でみるATC

動画で見てみましょう!

とてもわかりやすい動画がありましのでシェアさせてもらいます♪

このATCという機能があるおかげで、

マシニングセンターでは運転開始のボタンをポチっと

押せば、勝手に加工が完了してくれるわけですね♪

 

ATCの工具交換方式

ATCには

タレット式(タレットタイプ)とマガジン収納式(マガジン収納タイプ)

2タイプあります。細かくは色々な呼び方、タイプがあるようですが、

この2タイプ覚えておけばよいでしょう。

※2タイプの呼び方はわかりやすように勝手に付けました・・

正式な方式名あったら教えて下さい。orz

 

タレット式

マシニングセンターで有名なところでは、

ファナックのロボドリルやブラザーのタッピングセンターなんかが

タレット式です。

動画で見てみましょう。

早いですねー。

タレット式の特徴

  • 主軸とATCが一体になっている。(主軸ヘッド上にATCマガジンがある。)
  • 工具交換が早い
  • 工具の収納本数が少ない(6本、14本、21本など)
  • マガジン収納タイプに比べて安価?←(ATCアームや開閉カバー等がいらないから)
  • 段取り替えの際など、工具がむき出しなので当たらないよう注意が必要

 

タレット式のATCフロー

  1. 主軸についている現在の工具を取り外す
  2. 次に使用する工具を呼び出す(マガジンが回転して主軸下に動く)
  3. 主軸にセットされる

 

マガジン収納式

マガジン収納式は主軸とは別の場所にマガジンがあり、そこから使う工具を取って

くるものを指しています。

収納方式はドラム、チェーン、マトリックスなどがあるようですが、

ここではマガジン収納式としてひとくくりにしています。

マガジン収納式を動画で確認してみましょう。

 

マガジン収納式の特徴

  • 主軸とは別の場所にATCマガジンが格納されている。
  • 工具交換の前に次回使用する工具を工具交換する場所へ呼び出しておく必要がある。
  • 工具の収納本数が多い(30本、100本など)
  • マガジン収納タイプに比べて高価?←(ATCアームや開閉カバー、格納スペースが必要)
  • 主軸付近がすっきりしているため、段取り替えの際など、工具が邪魔にならない

 

タレット式のATCフロー

  1. 次に使う工具を呼び出す。(ATCマガジンが回る)
  2. ATCアームで主軸の工具と次に使う工具をつかむ
  3. 180度回転して次に使う工具を主軸へ、使っていた工具をATCマガジンへ。
  4. 主軸にセットされ、工具交換終了

 

このようにタレット式、マガジン収納式では各々の特徴があり、

一長一短があります。

自分で使用するマシニングセンターがどちらの方式で

工具収納本数が何本なのかは頭に入れておきましょう。

 

シーン別ATCの選び方

シーン1・・・量産で同じものばかりを作る場合(シンプルな加工の場合)

まず、量産なので工具交換時間が早いことが

重要です。かつ、決まった工具を使用するので

その量産で使用する工具本数を収納することが

できるタレット式のATCを選べばよいでしょう。

ATC本数が少ない方が価格も抑えられますので

必要な本数をよく考えること。

 

シーン2・・・量産で同じものばかりを作る場合(複雑な加工の場合)

シーン1で説明した通り、量産では工具交換時間が早い

ことが重要ですが、複雑な加工の場合、使用する工具の本数が

多く、タレット式では工具本数が足りないとなってしまうと

大変です。タレット式の代表格、ファナックのロボドリルの

工具収納本数が14本or21本ですのでこれより多い工具本数

を使用する場合はマガジン収納方式を選ぶこととなります。

 

シーン3・・・多品種小ロットの製品を作る場合

多品種のため色々な工具が必要で

小ロットのため少ない数を加工してすぐまた違う加工を行う。

⇒工具が多く必要

この場合、ATCマガジンに出来るだけ多くの工具が収納され

ていると、「次に使う工具をマガジンにセットして工具長を測定する」

といった段取り作業を省略できますので段取り時間の短縮が出来ます。

ある程度使用する頻度の高い工具はマガジンに収納しておくと

その工具分の段取り時間を省略出来ますので、工具収納本数の多い、

マガジン収納方式を選ぶとよいでしょう。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

signal

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