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【特皿・特サラとは?】特皿穴加工寸法一覧表【M3,M4,M5,M6,M8】建材で使用される小頭皿小ネジ用の特皿、図面表記

2022/07/08
 
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今回は

特皿(特サラ)について記事にしました。

特皿とは何ぞや?から、

特皿加工(皿ザグリ、皿もみ)する際に便利な加工寸法一覧表、

図面表記の例などもありますので、

ぜひご覧ください!

 

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特皿(特サラ)とは?

特皿とは・・・

ずばり・・・

 

小頭皿小ネジ用の皿穴(皿ザグリ、皿もみ)のことです!

 

小頭皿小ネジはこんな感じです。

 

 

一般の皿小ネジより頭が小さいのが特徴です。

建築業界で使用されることが多く、

サッシねじとも呼ばれるようです。

 

M4を例にすると

一般の皿小ネジ ⇒ 頭部径φ8

小頭の皿小ネジ ⇒ 頭部径φ6

 

2mmも頭径が違います!

 

小頭皿小ネジを使用するのに、一般の皿小ネジ用の皿ザグリを

加工してしまうと、

皿ザグリが大きすぎて、トラブルになりますので注意しましょう。

※建築業界では、小頭皿小ネジを使うのが当たり前すぎて、特皿の

皿ザグリ加工が必要なところでも、普通に皿穴図面指示してくる会社も

ありますw

初めて取引する建築業界の図面を加工する際は、

一般的な皿穴なのか?

特皿なのか?

客先に確認することをお勧めします。←私はこれで何度か救われていますw

 

特皿(特サラ)の図面表記例

特皿がどんな図面指示なのか?

参考に書いて見ました。

 

 

こんな感じですかね。

親切な図面では右側の図のように、穴径、皿径、角度まで

指示されています。

小頭皿小ネジが入ればOKだから、いちいち断面で穴径・皿径・角度は

指示せず、加工者に委ねる意図がある場合などは【M4特皿】とだけ書いて

あります。特皿の加工寸法を規定した一覧表を作成している会社もあるので

その場合はそれに従い加工しましょう。

 

 

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特皿穴加工寸法一覧表(参考)

独自に特皿穴加工寸法の一覧表を作成して見ました。

穴径は一般の皿小ネジの皿穴と同寸法とし、

皿径は小頭皿小ネジを入れたときに0.2mm沈むように設定しました。

 

 

※注意:特皿用です。

ねじの呼び φd:穴径 φDc:皿径 t
M3 3.4 5.8 1.20
M4 4.5 6.9 1.20
M5 5.5 9.0 1.75
M6 6.6 11.0 2.20
M8 9.0 13.2 2.10

 

穴径皿径がわかれば加工は出来ますね♪

それプラス、皿の深さ(皿の厚み?)がわかれば最小板厚もわかるので表に載せました!

マシニングセンターやボール盤などで皿穴加工をする際にご使用ください♪

 

一般的な皿小ネジの皿穴加工寸法一覧表は↓の記事参照ください。

【皿穴加工寸法一覧表】皿穴、皿ザグリ、皿もみ加工にご使用下さい♪【M3,M4,M5,M6,M8,M10】皿穴加工ポイント

 

 

💡特皿穴加工時のポイント💡

💡図面に皿径、穴径、角度や、皿ザグリ形状について寸法指示がある

場合にはそれに従う。

⇒「M4特皿」といった感じで寸法表記が無い場合は上記の一覧表を参考に

加工して問題ないでしょう!(たぶん・・・)

企業によっては特皿穴の加工寸法が決まっていたりするので新規の客先に対しては

一応確認を取った方がよいでしょう。(うるさいトコはうるさいので)

 

💡加工したら現物の小頭皿小ねじを入れてみよう

加工が完了したら現物の小頭皿小ねじを入れてみましょう♪

 

 

皿頭が飛び出して出っ張らなければOKです。出っ張るようでしたら

多少深さを調整します。深すぎて現物の小頭皿小ねじを入れた時に皿径と

小頭皿小ねじの頭に差がありすぎると見た目が悪いので深すぎる場合も

深さ調整しましょう♪

 

今回は以上です。

最後までお読みいただきありがとうございます。

signal

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