現場で使える機械加工屋の表面粗さ一覧表(新旧JIS対応表)【切削,フライス,マシニング,三角,Ra,Rz,Ry,▽など】
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現場で
いろいろな企業の
いろいろな図面を扱っていると、
表面粗さの表記方法もバラバラです。
- 仕上記号(三角記号)を使う
- Ra表記
- Rz表記
- Ry表記
などなど。
会社や図面によって旧JISのままで放置。。。なんてことは
普通にあることです。
そこで、現場で使える表面粗さの一覧表を作成しました!
最新JISと旧JIS、三角記号など、新旧JISがどれがどれに
対応するのかわかりやすくしております!
(すぐ忘れるので自分で使いたいだけ・・・)
現場の機械加工作業者がいちいちRaやらRzの数値がどうとか
丸暗記するのめんどうじゃないですか!?
フライス、マシニング、旋盤などなど機械加工・切削加工の
現場で使用いただけると幸いです。
表面粗さ一覧表(新旧JIS対応表)
仕上記号
(三角記号) |
表面粗さパラメータ | 仕上レベル | ||
Ra
算術平均粗さ |
Rz(旧Ry)
最大高さ粗さ |
Rzjis(旧Rz)
十点平均粗さ |
||
▽▽▽▽ | 0.2 | 0.8 | 0.8 | 精密仕上げ
(切削でなく研削!?) |
▽▽▽ | 1.6 | 6.3 | 6.3 | 上仕上げ |
▽▽ | 6.3 | 25 | 25 | 並仕上げ |
▽ | 25 | 100 | 100 | 荒仕上げ |
~ | 除去加工なし(素地のまま使用) |
※Ra,Rz,Rzjisは【JIS B 0601:2013】を参照。
三角記号について
1952年に制定されたらしい。どんだけ古いねん!w
現在は廃止されています。。。が、実際の現場では
現役絶賛活躍中! です。
むかーしむかしに作図されて今でも改訂がされていない図面なんかは
そのまま使われていますし、会社の作図部隊が古い慣習の会社ですと
規格の廃止はなんのその、そのまま現在でも使われています。
実際、わかりやすいしねw
呼び方はいろいろあるようですが、一般的には
▽(一発)
▽▽(二発)
▽▽▽(三発)
▽▽▽▽(四発)
と呼ぶようです。
三角マークが多くなるにつれて仕上げ面精度が良好になります。
表面粗さパラメータについて
これもちょいちょい変わっているようで、現在の最新JIS B 0601:2013では
平均算術粗さ・・・Ra
最大高さ粗さ・・・Rz(旧Ry)
十点平均粗さ・・・Rzjis(旧Rz)
※旧はJIS B 0601:1994及びJIS B 0660:1998
RyがRzになったりRzがRzjisになったり、よくわかりませんw
その都度図面に出てきた記号がどの年代のJISを適用しているのか、
そのJISから表面粗さはどの程度になるのか調べる必要があります。
現場で簡単に表面粗さを確認出来る商品のご紹介
現場で視覚・触覚で表面粗さを確認出来る商品を
ご紹介しておきます。
|
日本金属電鋳で発売している
【比較用表面アラサ標準片】です。
この標準片と現品を比較して、視覚(目で見て判断)と触覚(手触り)で
どれくらいの表面アラサで仕上がっているかを簡易的に確認できます。
アラサ標準片は加工方法、粗さの規格毎に18種類の製品があるようです。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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