手パとは?何の略?手元操作用手動パルス発生器について簡単解説!【加工現場作業者・初心者向け】工作機械・マシニング・旋盤
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工作機械の加工現場で
「手パ」という言葉を耳にして、
『手パってなんやねん!』
ということでこのページまでたどり着いていただき
誠にありがとうございます。
このページでは手パについて詳しく解説していこうと思います。
どうぞご覧ください。
手パって何?何の略?
はい、『手パ』とは略称ですね。
手動パルス発生器
または
手動パルスハンドル
のことを略して
『手パ』
と呼びます。
『手動パルス発生器で機械動かして』と言うより、
『手パで機械動かして』の方が言いやすいですよね。
言葉にするのが楽チンなので、手パという略語が広がっていったのでは
ないでしょうか。
手動パルス発生器(ハンドル)とは
NC工作機械において、
プログラムによる自動運転ではなく、
手動運転や段取り作業などで主軸の位置を移動する際、
手動で動かすために付いているのが手動パルス発生器(ハンドル)です。
マシニングセンターに付いている例として、
こんな感じで付いています。
【操作盤に直で付いているタイプ】
【手元操作用タイプ】
手元操作用タイプは
操作盤一体式でなく、独立しているため、手で持ってハンドル操作できることから
操作性良好。画像はコード付きですが、コードレスもある。
手パの使い方
マシニングセンターでの使用例として、
自動運転中に使うことはほぼ無く、
- フライス盤のように手動で主軸を動かして加工をする際、
(←簡単な加工で一回しかやらないため、プログラム作るのも
面倒だから手動加工する。など。)私はほとんどしませんが。
- 段取り時に原点だし、平行・垂直・水平を見るためにピックテスターやダイヤルゲージを走らせる。
などで使用します。
まずは、
①モードをハンドルモードあるいは手動モードにします。(機械によって名称異なる)
②軸をX,Y,Z軸から選択します。(下画像黄色〇印部分)
③移動する単位をx1,x10,x100から選択します。(下画像赤色〇部分)
x1は0.001mm単位、x10は0.01mm単位、x100は0.1mm単位で
主軸を動かくことが出来ます。
④ハンドルを回します。
時計回りで+側、反時計回りで-側に主軸が動きます。
まとめ
- 手パとは「手動パルス発生器(ハンドル)」の略である
- 手パとはNC工作機械で自動でなく手動で操作するときに使用するもの
- 操作盤に直付けタイプのもの、手元で操作しやすいよう独立タイプの2種類ある。
- 手パは軸選択、単位選択してハンドルを回して使用する。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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