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水溶性切削油の【倍率と濃度】について解説!計算方法は?倍率と濃度の関係や実例の計算など。

 
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まずは以下の文章を読んでみて下さい。

 

  • 切削油は10倍に希釈してご使用ください。

 

  • 切削油は10%の濃度でご使用ください。

 

これを見て ??? という方、ぜひご覧ください。

また、その時は理解しているつもりでも、たまにしか使用しないとすぐ忘れます。

(私はいつも忘れます・・・)

忘れた際このページをご活用ください♪

 

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倍率と濃度について

水溶性切削液を作る際に、メーカーなどに記載されている

作り方には2パターンあります。

 

倍率と濃度 です。

 

倍率とは・・・切削油原液1に対して水で何倍に薄めた切削液を作るか(どのくらい薄めるか)

 

濃度とは・・・作った切削液を100%として切削油原液は何%入っているか。(原液がどれくらい入っているか)

 

よって、倍率と濃度は切削液を作る際に使用するという意味では同じですが、

表現の仕方(計算方法)が違うのです。

 

計算方法

ここでは

切削油原液 ⇒ 原液

作った切削液 ⇒ 切削液

として表記してます。

 

原液5Lを水で薄めて100Lの切削液を作った場合

倍率・・・切削液100L ÷ 原液5L = 20倍

⇒原液1に対して水で20倍に薄めた切削液

 

濃度・・・原液5L ÷ 切削液100L x 100 = 5%

⇒切削液100%に対して原液は5%入っている

 

計算式

倍率・・・切削液 ÷ 原液 = 倍率

濃度・・・原液 ÷ 切削液 x 100 = 濃度

 

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倍率と濃度の関係について

前述した計算式から関係性について説明します。

まず倍率の計算式↓

切削液 ÷ 原液 = 倍率 を変形すると、

切削液 = 倍率 x 原液 となります。

これを濃度の計算式に入れると

原液 ÷ 倍率 x 原液 x 100 = 濃度 となり、

 

濃度(%) = 100 ÷ 倍率  が成り立ちます。

 

続いて濃度の計算式↓

原液 ÷ 切削液 x 100 = 濃度 を変形すると、

原液 = 濃度 x 切削液 ÷ 100 となります。

これを倍率の計算式に入れると

切削液 ÷ (濃度 x  切削液  ÷ 100)= 倍率 となり、

倍率(倍) = 100 ÷ 濃度 が成り立ちます。

 

上記の黄色マーカー部分2つがわかっていると

濃度と倍率を換算できます。

濃度から倍率に換算

濃度5%の切削液 ⇒ 100 ÷ 5 = 20倍

 

倍率から濃度に換算

20倍の切削液 ⇒ 100 ÷ 20 = 5%

 

100を換算前の数値(濃度or倍率)で割ってあげると換算後の数値(濃度or倍率)が求められる。

というわけですね。

 

実例の計算

それでは実際に

  • 濃度5%の切削液
  • 倍率20倍の切削液

を作ってみます。

容量120Lのバケツに100Lの切削液を作るとして、

(容量いっぱいだとこぼれちゃうので)

濃度で作る場合、

5% = 原液? ÷ 100L x  100

原液? = 5 x 100 ÷ 100

原液? = 5

ゆえに 原液 5L 、水 95L 入れれば完成となります。

 

倍率で作る場合、

20 = 100L ÷ 原液?

原液? = 100L ÷ 20

原液? = 5

ゆえに 原液 5L 、水 95L 入れれば完成となります。

 

実際に切削液をつくるには、

各計算式に倍率or濃度と切削液の容量を当てはめて、

原液の量を出し、切削液-原液で水の量を出してあげれば完成ですね。

 

※混ぜる順番に注意

水溶性切削液はバケツに水を入れた後に切削油原液を入れるのが基本です。

逆にしないように気を付けましょう。(切削油原液を入れたあと水を入れるはNG)

 

実際の現場では、

  1. 上記の計算式で求めた濃度よりちょっと薄めになるようにおおよそで作り、
  2. それを屈折計で濃度を測りながら理想の濃度に持っていく

という作り方になるでしょう。(私はそうやって作ってます。)

 

今回は以上です。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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