【4F材とは?】4面フライス、4Fについての解説!材料を購入・調達する際の用語
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初めて素材の購入・調達の業務をすることに
なった場合など、
長さx厚さx幅 の寸法のみを記入して
発注してしまうと、仕入れ先から
「4Fですか切断ですか?」
などと聞かれることがあるでしょう。
こんなとき
「4F?」
とならないように4Fについて解説します!
(エレベーターのボタンじゃないですよ・・・あっ4階で・・・とか)
4Fとは?4F材とは?
4Fとは?
4F = 4面フライス加工する
の意味です。
4F材とは?
4F材 = 4面フライス加工した材料
ということになります。
読み方は
4F(よんえふ)
4面フライスだから4フラとかも聞いたことがあります。
4F材の解説
アルミ合金厚板など、厚さが精度よく出来ているプレートの場合、
厚さは素地のままでそれ以外の面(幅方向2面と長さ方向2面、合わせて4面)
をフライス加工することを4Fといいます。
4Fすることで高品質・高精度の素材を調達することが出来ます。
4Fの精度は加工業者によりますが、手の平サイズですと
公差±0.05、表面粗さ(s)6.3以下
くらいでは仕上がってくるでしょう。(詳細は加工業者に確認下さい。)
また、4Fに加えて厚さ方向の2面もフライス加工することを6Fと言います。
6Fについては別記事にて(まだ書いてないけど・・・)
4F材を使用するケース
アルミなどのプレート材の場合、
某メーカーの高精度アルミ合金厚板を例にしますと
厚み10mmで板厚精度±0.1
表面平坦度 0.2mm以下/M
とあります。
このように素材の時点である程度
板厚に関しては高精度で出来ているので、
板厚方向で特別高精度の要求をしなくて
よい場合、板厚は素地のままでよい
ということになります。
そこで、板厚以外のその他の4面を
フライス仕上げした4F材を使用することになります。
仕上げ方法の種類と選び方
切り板、プレートと呼ばれる素材の
仕上方法は一般的なもので3パターンあります。
①切断材・・・丸鋸やバンドソーなどで指定寸法に切り出した板材
切断なので表面粗さが粗く、寸法も仕上げ代を考慮されてか指定寸法の
1mmくらいプラスで出来上がってきます。
板厚方向はアルミ厚板などは素地の時点で
きれいになっているので、
その他の4面を切断して出来ています。
切断材を選ぶケースは、
- 面が粗くてもOK
- 直角度、平行度は気にしない
のケースです。
4F材、6F材より安価で済みますので、
このケースでは切断材を選定します。
画像で見る切断材は こちら
②4F材・・・4面フライスをした板材
先ほどの説明を参照下さい ⇒ こちら
切断材では面粗さ(見た目、手触り)や直角度・平行度が
満足出来ない場合4F材となります。
画像で見る4F材は こちら
③6F材・・・4F+板厚方向もフライス仕上げ
6F材を使用するケースは
- 板厚の規格に無い板厚寸法が必要な場合
- 板厚の寸法公差が板厚スペック以上の公差を要求されている場合
となります。
板厚の規格は
アルミ板の場合、
板厚1mmとびあるいは2mmとびで
寸法規格がありますので、
例えば11.5mmの板厚のプレートが欲しいとなった場合、
6F材となります。
また、板厚の寸法要求が、素材規格スペック以上の要求の場合でも
6Fが必要になります。
(例えば素材規格スペックが±0.1mmに対して寸法公差が0.05mmなど)
画像で見る4F材
文章ではわかりにくい部分もありますので
画像で4F材を確認してみましょう♪
画像はアルミプレートとなります。
赤丸部分がフライス面になります。(全部で4面)
養生シールが貼ってある面が板厚面(素地)となります。(全部で2面)
次に仕上げ面アップの画像です。
フライスの模様が見えますがきれいに仕上がっています♪
フライス面に比べて、表面が粗いのがわかります。
安さで買うなら切断材
品質で買うなら4F材
というところでしょうか。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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