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【現場発】機械加工費を安くする設計のポイント!マシニング・フライス切削加工の部品コスト削減方法!

 
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現場でマシニングセンター加工中に
「ここをこうしたらもっと安く出来るのになあ」
と感じたことを記事にしています!

機械部品を設計する方に、この記事を見てもらって

部品コストの削減に一役買えたら幸いです♪

(複雑な部品は加工がめんどくさいから簡単な部品設計してほしいという現場の叫び!

パッと思いついたら追記していくので、順番はてきとーです・・・

 

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穴径を共通化させる

例えばこんな感じの図面です。

 

穴径が近いφ6.0、φ6.2、φ6.6の3種類が1つずつになってます。

これですと、

①φ6.0、φ6.2、φ6.6の3種類のドリルを用意しなくてはならない

⇒ドリルが無ければドリルコスト増、ドリルを3つ機械に取り付けるため

段取り時間増

②機械加工時間増

⇒ドリル交換するATC時間が増える。

ATCについては こちら

 

 

ムダに角Rをつけない

糸面取りで済むところにケガをしないためなどの理由で

角Rをつけない。機能上Rでなければならない場合のみR使用。

特に注記等で

「指示なき角部はR1のこと」

などと書かれていると、すべての角をR1加工するのは大変です。

(理由は長くなるので割愛します・・・)

検査部門がめんどくさいとさらにめんどくさい・・・

角処理の優先順位としては

  1. 面取りなし。そのまま
  2. 糸面取り
  3. C面取り
  4. 角R処理

の順で選定して下さい。(上位の方が簡単なのでコスト掛かりません)

 

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糸面取りでいいところにCで数値指定しない

ケガしない程度に糸面取りでいいところをC1指定とか

されていると、きっちりとC1加工しなければならず

手間が掛かりコスト上がります。

 

加工ロット数量は適量に!(少ないよりは多く。かつ多すぎない)

機械加工の単価はざっくりと

段取り工数+加工工数+管理費

みたいになってるのが一般的でしょう。(会社によって違うと思いますが)

この中で加工工数と管理費は1個あたりの時間なのでロット数量による

影響はありませんが、

段取り工数は一つの加工工程に対して掛かる時間のためロット数量が影響します。

段取り工数・・・原点出し、工具の準備、ジグの準備等々、加工するために必要な下準備

たとえば、一つの工程の加工する段取り工数が2時間として、

1個加工すると、2時間まるまるその1個に段取り工数分の費用が加算されます。

時間あたり4000円とすると ⇒ 4000円x2時間 / 1個 = 8000円(1個あたりの段取り費用)

100個加工すると、2時間を100個で分散出来るので

4000円x2時間/100個 = 80円(1個あたり段取り費用)

8000円と80円では100倍の差です。

単品ものや数量が少ない場合、驚くような金額の加工見積りが来たことはありませんか?

それは段取りにすごく手間が掛かる上に数量が少ないなんてことが理由かもしれません。

ですので、数量は多い方がコストは下げられます!

「なら多ければ多い方がいいじゃん」

となりますが、多すぎると多すぎるで今度は

納期とキャパ

が問題になります。

多いとその分納期が必要となりますし、小さい町工場などではキャパが足りずに

見積りを断られるかもしれません。

なので

適量 と記載しました。

 

ロット数量が決まってない場合は、1個・10個・100個など

3パターンくらいで見積り依頼をするのもいいかもしれません。

(見積り作る方はめんどくさいけど・・・)

 

いらないシビアな公差を要求しない!

  • 同じような図面の真似して公差等級を決めてる
  • とりあえず安パイで公差厳しくしとくか♪

なんて理由で公差設定していませんか?

ほんとにその公差必要ですか?

私が見積りする上で神経を尖らせてるひとつがこの公差です。

穴径、穴位置、形状寸法などで寸法公差が厳しく入っている場合はよく見ます。

なぜなら、

その公差に入っていない と不良になってしまうからです。

厳しい企業だとホントに使ってくれません。(トクサイとかしないorz)

マシニングセンタの加工で心地よい一般的な加工公差は、私の経験上

普通公差はJIS B 0405 公差等級m(中級)

です。(±0.2mmくらいが一番心地よい)

これ指定しておけばそんな問題にはならないと思います。

中級以上で精級(公差等級f)指定になると「ひゃくぶんだい」の

お仕事になるのでコスト上がります。

本当に必要な部分だけ、必要の範囲内の公差指定して、

それ以外はJIS B 0405 公差等級m(中級)を

指定しておけば安く出来るのではないでしょうか?

 

加工面を出来るだけ少なくする!

正方形のブロックだと面が6つありますが、

面ごとに工程は分かれるため、

加工する面は少ない方がよいです。

面が増えるごとに

  • 加工するワークセット時間
  • 段取り時間

が増えますのでコスト増えます。

 

これを読んで

めんどくさい加工が減れば現場はニッコリ♪

設計者の方は加工費コスト削減でニッコリ♪

 

最後までお読み頂きありがとうございます。

signal

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