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マシニングセンターによる切削加工の流れ・手順・段取りを初心者でもわかるようにざっくり解説!【受注から出荷まで】

2022/09/03
 
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signal

このページではマシニングセンター加工に

これから携わる方、初心者の方向けに

マシニングセンター加工の

 

流れ・手順・段取り を

 

ざっくり解説します!

受注~出荷までどのような流れで

行われるか知りたいかたはぜひご覧ください。

わからない用語、部分がありましたら気軽にコメントください。

 

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マシニングセンター加工の流れ・手順・段取り

ざっと書くとこんな感じ

①受注

②材料発注

③工具・治具の準備(段取り)

④プログラム作成

➄マシニングセンター加工

⑥検査(加工精度・外観)

⑦脱脂・洗浄・拭き上げ

⑧梱包

⑨出荷

 

 

具体例で流れをつかもう!

ざっくりとした手順はわかりましたか?

次に具体例でマシニングセンター加工の流れをつかみましょう!

簡単なアルミプレートを用意しました。

穴をあけて、端部を少し削るような部品です。

 

図面で見るとこんな感じです。

 

これを上記した流れに沿って進めます。

①受注

お客様から発注書を発行してもらいます。

図面、品番、数量、納期などを確認しましょう。

②材料発注

材質、数量、納期、寸法、仕上げ方法などを明記し、材料を発注します。

材質:A5052P

数量:10個

納期:通常

寸法(mm):厚み20 x 75 x 150

仕上げ方法:4F材

こんな感じで発注します。

※4F材についての解説は↓の記事参照ください。

【4F材とは?】4面フライス、4Fについての解説!材料を購入・調達する際の用語

 

③工具・治具の準備(段取り)

まずは必要工具を準備します。

・センタードリル(もみつけ)

・φ10ドリル(穴加工)

・φ10エンドミル(切削加工)

必要工具が無い場合は発注します。

用意した工具はマシニングセンターに取付け、

工具長を測定し、マシニングセンターに工具長を記録します。

(ホルダ、コレット、プルスタッドボルトなどのツーリングの説明は割愛)

 

次に治具の準備。

今回は外形が仕上がったアルミプレートのため、

・バイス

・ワーク(材料)の位置決め用ストッパー

・ゲタ(ワークの下に敷くプレート)

なんのこっちゃ?という方のために画像を準備しました。

 

※画像にゲタはありませんが、本来、ワークの下に敷くプレートのことで、

パラレルブロック、ゲタ、ヨーカンなど、呼び方はいろいろです。

ワークの高さ方向の調整や位置決め、貫通穴のドリルの逃げを作るために使用します。

こんな感じのものです。


把握するのが難しいワーク(材料)の場合は、

別途クランプする治具が必要になります。

治具を準備して、クランプ方法が決まったら、実際にワークをセットし、

X(長さ方向),Y(奥行方向),Z(高さ方向)の基準面を測定し、

マシニングセンターに設定します。

※ワーク座標系と呼ばれるものでGコードのG54が一般的です。

 

④プログラム作成

次にプログラム作成です。

マシニングセンターはプログラムの指令に

従って動きますので、一つ一つの部品ごと、工程ごとに

プログラムが必要になります。

プログラムはマシニングセンターに最初からついている

プログラム作成ソフトや、パソコンにインストールした

CAMと呼ばれるソフトを使用して作ります。

今回は穴あけと切削を1工程で行うプログラムを1つ

作成します。

 

➄マシニングセンター加工(自動運転)

プログラムが作成出来たら、そのプログラムを使用して

加工をします。

自動運転用のプログラム呼び出し(最初の一度だけ)

ワークの取付

自動運転ボタンON

加工

ワークの取り外し

エアーブローして、次のワークを取付

自動運転ボタンON

(以降繰り返し)

 

⑥検査(加工精度・外観)

加工が完了したら、検査をします。

加工品の寸法を実測して、

図面で要求されている寸法公差内に入っているか確認します。

今回の例では、

  • ワークの長さ、幅、厚み
  • φ10の穴径
  • φ10の穴位置
  • 5mm切削部分の寸法

を測定します。

また、加工時に巻きキズが付いてしまったり、クランプした

ところに打痕やキズが付いていないか外観の確認をします。

 

⑦脱脂・洗浄・拭き上げ

マシニングセンター加工をすると切削液がワークに

付着します。切削液は粘性がありますので、

脱脂洗浄し、エアーブロー拭き上げなどを行います。

加工後のこの工程をどこまでやるかを、しっかり

お客様と確認することをオススメします。

この工程は加工のサブ的扱いですが、どこまでやるかで

工数が全然違います。

今回のワークは手のひらサイズですので、

脱脂洗浄剤にドブ漬けして→エアーブロー→拭き上げ

といった感じでしょうか。

これも次工程で表面処理があったりすると、

表面処理前に脱脂洗浄しますので、

脱脂洗浄工程は省略して、軽く拭き上げで

納品することが可能になりコストダウンを図れたりします。

お客様とその辺りを詰めて、見積りに脱脂洗浄なしで安く見積もれることで

他社と差別化できたりします。

 

⑧梱包

せっかく丹精込めて作り上げた製品ですが、輸送中のキズで

NG!なんてことも、しばしばありますorz

そうならないためには、キズ打痕が付かないようにしっかり梱包しましょう。

ただし、過剰に梱包すると梱包材の費用がかさむので、

その辺はノウハウですね。

 

⑨出荷

最後に出荷です。

自社でお客様に届けることもあれば、

宅配便、チャータートラック便などで

出荷します。

 

今回は以上です!

最後までお読みいただきありがとうございました。

signal

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